『「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』(水野学)を読んだ

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慶應義塾大学で行われた全14回のブランディングデザイン講義のうち、主要な4回の内容をもとに編集・再構成したという本。表紙は見ていながら手にとってこなかった本ですが、個人的に今ブランディング関係の本をまとめ読みしようという期間なので読んでみました。

講義というだけあって、ブランドとは何か、ブランドのデザインとは何か、そのデザインによって何が変わるか、デザイナーの視点から事例を交えて解説していくという内容になっていました。講義がベースになってるので噛み砕かれた語り口でさくっと読めます。

著者は、ブランドとは「らしさ」であり「見え方のコントロールである」と言っています。そしてそのコントロールができる人材(クリエイティブディレクターあるいはクリエイティブコンサルタント)がビジネスの世界で求められている現状があるとも言っています。そういうことは美大を出たような人がやることだと思われがちだけれど、実際は誰でもできると説いていて、その際コンプレックスになりがちなセンスについて、それは才能ではない、と述べています。この話は『センスは知識からはじまる』により詳しく書いてありそうですね。

いろいろ読んでいるとブランドの定義は人によって様々だという話をよく見ます。著者の定義はデザイナーらしい定義だなと思いました。小並感ですが、ブランディングデザインを中心に活動しているデザイナーの、対象への向き合い方が知れたのも良かったです。

この記事を書いた人

村田 智 @murata_s
アートディレクター/デザイナー
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タグ
  • ブランディング
  • デザイン
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更新日
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608文字
© 2004-2021 Satoshi Murata.